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看護師とは… ~穴吹医療大学校が育成したい看護師像~

看護学科の先生からお話を伺いました

看護学科 吉田 展子先生

患者さまの持っている力を

最大限引き出すことができる看護師に。 

 看護師とは、治療を受けながら生活する患者さまに、専門的知識や技術に基づいて生活の援助・診療の補助を行うのが仕事です。その中で患者さま自身が持っている力をいかにして引き出せるかが大切です。

 入院生活の援助に食事の介護があります。自分で食事ができない方に援助を行うのですが、食事は誰かに食べさせてもらうより自分で食べたほうが美味しいです。また、患者さまの状況により誰かに食べさせてもらっている事を辛く感じる場合もあります。心を固く閉ざし、前向きに治療と向き合えない方もいます。患者さまの思いを受け止め、より良い看護を探究し続ける心を持ってほしいと思います。

 学生は臨床実習の中で患者さまの手を洗ったり、マッサージする援助をさせていただきます。患者さまは若い実習生に優しい気持ちで『ありがとう』と声をかけてくださいます。その『ありがとう』は何に対するありがとうだったのか、自分のしたことは本当に良い看護であったのか、もっとできることはなかったのかと振り返りをしてもらいます。繰り返しじっくり学び、しっかり考えることで、ただ援助を体験するだけではなく、患者さまの力を引き出す援助の選択や変更の必要性に気づくことができます。患者さまとの絆を紡ぎ、「安心と信頼」「生きる希望を支える」看護師になって欲しいです。

学生同士が主体的に学びあえる教育環境

 コミュニケーション力と看護観の醸成は、臨床実習でしか獲得できません。

また、一人ひとりの患者さまを知るためには、コミュニケーションが必要です。学校とは違う現場で、患者さま自身が少しでも気持ちが楽になるように、自分から何を伝え、相手から何をキャッチするのか。常に意識することでコミュニケーション能力は磨かれていきます。

 看護学生の気持ちが分かるのは、同じ看護学生の先輩たちです。勉強や臨床実習の大変さを知っていますが、それ以上に喜びも知っています。そして自分が成長できていることも実感しています。だから後輩に『頑張れ』と言えるのです。先輩は後輩に教えることで知識や技術を確実に身につけることができます。後輩は先輩の臨床実習を聞いたり、1年後・2年後の自分の姿を身近に見ることで、学習意欲が生まれます。友だち、先輩、後輩と関わりながら学ぶことで、自分で気づかないうちに他者を理解する力がついたり、他者を支えることで信頼関係の構築や支援する力がついていきます。

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