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理学療法士のやりがいを教えてください!~理学療法士の田中裕介先生が答えます

学生を指導し続けてきた教員が、この分野をめざす人にずっと語ってきたことについて穴吹リハビリテーションカレッジの先生に教えてもらいました!

理学療法学科の田中裕介先生からお話を伺いました

理学療法学科 田中裕介先生

機能を回復させる訓練だけがリハビリではないと思っています                                                                        病気や怪我などにより身体的に不自由になった方、また生まれつきの障がいを持つ方にリハビリテーションを行い、基本的な運動機能を回復させるのが理学療法士です。
そのためには基本的な知識や技術はもちろん、患者さまの手からこぼれ落ちそうな思いをそっと受け止める力が必要です。「何がしたいですか?」と尋ねた時に、心の内にある思いをすぐに話してくれる患者さまは多くありません。
機能を回復させる訓練だけがリハビリではなく、一人ひとりの思いに寄り添い、自分に何ができるのかを考えることが大切です。

リハビリは人の思いを実現する仕事
運動機能の回復の計画を立てるとき、まず考えないといけないのは、その人がどのような生活をしたいと思っているかです。
理学療法士は人の思いを実現する仕事です。将来の患者さまの生活を想像し、機能訓練計画を立て、そして根気よく患者さまに寄り添う。
一人だと大変だと思うことも、仲間がいれば一緒に考え協力しながら頑張れます。授業中も同じ志を持った学生同士でセッションしたり、何事にも前向きに取り組む雰囲気が定着しています。学生の卒業後のスタートラインが一歩でも前からスタートになるよう、自分の知っていること、できることを提供したいと思っています。理学療法士として現場で活躍する卒業生に「私の原点はアナリハです」と言ってもらえたら嬉しいです。

知識や技術は、すべて患者さまの安心・安全・信頼のため。
今までの勉強は自分のためでした。これからは今から出会う患者さまのための勉強です。
理学療法士に必要な知識や技術は、校内授業・臨床実習を通して身につけ体感することができます。また、1年次から国家資格合格に向けて1週間に1回、その週に学んだことを復習する「統合復習授業」を行っています。

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