看護学科3年生「人間理解の基礎」講義
看護学科3年生の授業に「人間理解の基礎」という科目があります。授業のねらいとして「他者理解」「協働」「つながり」などをキーワードとした講義を聴講します。今回は、自衛隊の方に講義をお願いしました。学生さんは、“何で自衛隊?”と不思議そうでしたが、自衛隊の活動はまさに「他者理解」「協働」「つながり」を大切にしています。
講義が始まりました。隊長の自己紹介から始まり、続いて新入隊員の訓練の様子が流れます。苦しい時もグループごとに助け合いながら進んでいきます。動画の中には、災害支援の実際も映し出されました。年間300回以上、災害支援に出動するそうです。
看護師のまえに、“一人のひと“としての心得も学びます。「今、感謝を感じながら生活していますか?感謝している人、こと…、10個書き出してみましょう。」。次々と書いている学生、ペンが進まず悩みながら書く学生…色々です。
人間ひとりでは生きていけません。日々、誰かに助けてもらいながら、そして、自分が他者の支えになることもあります。
最後に、本物の南極の氷です!氷に紙コップをあて耳を澄ませると「ぷつぷつ」と解ける音がします。講義終了後、音を聞かせてもらいました。
「聞こえん」「聞こえるよ」と、次々と氷が解ける音を聞く学生たち。楽しそう。終了後も、「聞きたいことがある!」と自衛隊の方に話しかける3年生。
「他者理解」「協働」「つながり」が意識できる看護師になることを期待しています!