歯科保健指導も歯科衛生士の大切な仕事
歯科衛生学科2年生の授業を見学してきました。
穴吹カレッジグループでは、より良い教育の提供のため定期的に授業をモニターする部署を設置しています。
さらに今年からは教員が相互に授業見学も行っています。
授業モニタを受けた先生は、専門家からのフィードバックでよりよい授業ができるように、
授業をモニタした先生は、異なる分野、ほかの先生の教え方から刺激を受けて、授業をブラッシュアップさせています。
今回、見させていただいたのは「歯科衛生学科」2年生の授業。
3回経験する小学校での歯科の保健指導。2回を終えて最後の指導を間近に控えた学生たちです。
歯科助手と違って歯石の除去など、お口の中の予防措置などができる歯科衛生士については理解が深まってきているとは思いますが、
お口の健康に関する啓発活動である、歯科保健指導については、まだまだ印象が薄いのではないかと思います。
この授業では、地域の小学校を訪問して、歯科保健指導を行います。
小学生にわかりやすい言葉で正しい知識を伝えるのって責任重大だけど、元気なちびっ子たちに会える楽しみも大きいよね。
スライドや教科書を確認しながら乳歯、永久歯に関する問題を検討していました。
まずは写真を見て、まずはひとりで、「何歳ごろか?」「乳歯と永久歯を見分け、どのような状況か」を判断します。
ひとりでの検討が終わると友達と一緒に検討します。
講義系の授業とはいいつつも、友達とシェアしたり教科書を見ながら相談したり、アクティブな授業が展開されています。
色の違いから入試と永久歯の違いを想定し、発達に関する知識と照らし合わせて状況を確認します。
歯科衛生士になるとかたちや大きさの違いもパッと見てわかるようになるらしい(先生曰く)。
パッと見てわかるようになるための勉強と経験が必要ですね ^_^
ちなみに上の写真ですが、前歯の4枚といちばん奥のある左右の大きな歯が永久歯。
永久歯の間にある、画面の左側では3本と画面の右側の2本が乳歯だそうです。
右側の歯が少ないのは生え変わりで抜けている状況。年齢では9歳ぐらいだそうです。
入学して2年目でこんなことまでわかるようになるなんて、びっくり!
グループワーク中に質問するとニッコリ笑顔で答えてくれる学生の姿に
将来の優しい歯科衛生士さんの姿が浮かびます。