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Anacole Voiceアナカレボイス
“アナカレ”卒業生VOICE
医療
谷本 円歓 さん
社会医療法人財団大樹会 総合病院回生病院
医療事務・ドクター秘書学科
飯山高校出身

時に優しく、時に厳しい指導を乗り越えたから、夢を叶えることができました

現在のお仕事は?


私が働いている回生病院は、「皆様に愛され、信頼される病院を目指します」という理念のもとに、地域の皆様に質の高い医療を提供しています。総合病院として、さまざまな疾患の患者様を受け入れています。当院には精神病棟があり、精神疾患と骨折などのケガや肺炎など、複数疾患の患者様の受け入れができます。香川県にそういった病院が少なく、回生病院には県内の精神系の病院からの紹介や受け入れの依頼があります。
入職してすぐは外来係に配属になり、受付・会計業務・診断書窓口の受付を行っていましたが、1年後に整形外科、今年の10月からは入院係になり、入院した患者様の会計業務を主に担当しています。退院が決まったらすぐに請求書を作成し、退院日にお支払いができるように入院のレセプト点検、診療報酬請求事務を行っています。

業務におけるやりがいや醍醐味はなんですか?

患者様から感謝を伝えられたとき、この仕事に就いてよかったなと感じます。医療事務は受付や会計が主な仕事で、患者様とコミュニケーションを取ることの多いポジションです。来院された患者様との、最初と最後を締めくくるのが私たち事務員なので、良い印象を残せるように、尋ねやすい雰囲気や話しかけやすい印象を持ってもらえることを意識しています。
「あなた、この間もいたね」や、「谷本さん」と名前を覚えてもらえるととても嬉しいですし、患者様とうまくコミュニケーションが取れ、信頼関係が築けていることを実感するときが、この仕事に就いてよかったと感じる瞬間です。

職業選択のポイントは?

私は、長く仕事として続けられる事務職を希望していました。高校時代のアルバイト先の店長に「谷本さんは接客業が向いているよ」と言われ、自分の意外な一面を知ることができました。
長く勤められる事務の仕事と、向いていると言われた接客。両方できる仕事はないか、と考えていました。そんなときに、姉の友達で医療事務を学びに穴吹学園に通っている方がいて「医療事務ってなんだろう?」と気になって調べたところ、病院の受付のお仕事は事務に加え、接客の要素もあると感じ「医療事務」を目指そうと決めました。

穴吹学園を選んだポイントは?

私は、進学を考えるにあたってカリキュラムはもちろん、学生生活を充実させたいという思いがありました。ですが、私が進学する頃は新型コロナウイルスが流行っていて、全国的に学校行事はかなり減っていましたが、それでも他に比べて穴吹学園は感染予防を十分に対策しつつ、行事を多く催していると感じました。私は楽しいことが大好きで、スポーツ大会や文化祭などを「やってみたい!」とずっと思っていたので、学校行事が多いのは魅力でした。
さらに、穴吹医療大学校は高松駅から歩いてすぐのところにあります。この通学しやすい立地も決め手の一つになりました。
そして、最大のポイントは入学前のオープンキャンパスです。当時私は回生病院に通院していて「この病院に就職できたらいいなぁ」と思っていました。オープンキャンパスで「この学校に来たら、どういう病院に就職できますか? その中に回生病院はありますか?」と先生に質問したところ、「回生病院は毎年採用されていますよ」という返事に「私、ここに来ます!」と答えていました(笑)

穴吹学園での学びについて

穴吹医療大学校は、他の学校よりも多くの分野(職業)を学べます。そして医療事務も、医科・歯科・介護・調剤・ドクターズクラークの5つの分野を学べるのが特色です。
実は「回生病院に就職したい」と言っていたものの、少しは迷いもあって、医科だけでなく、介護や歯科へ進路が変わるかもしれないという気持ちもありました。
だからこそ、穴吹医療大学校で5つの分野を同時に学べるのであれば視野も広がる、と思えました。一つに集中することも大事なことですが、いろんな分野を学べて検討できることが私には魅力的でした。守備範囲が広く、それに準じた資格も取れるのが穴吹医療大学校です。
授業では、先生が自作でサブテキストを作ってくれていました。試験のポイントなどがよくわかるもので、これで学べば「完璧!」と感じるサブテキストでした。マニュアルもあり、手厚いサポートを受けることができたので、資格試験に不安を感じることなく合格できました。1年生のときは進路を悩みましたが、2年のときには学んだ医療事務を活かせる大きな総合病院に勤めたいと思っていました。回生病院は家からも近く大きい病院なので、一直線に内定を目指しました。

就活と就職指導について

採用試験に向けて、先生が放課後も残ってマンツーマンで回生病院への就活の特訓をしてくれました。
社会人になった今、学園生活で専門的な知識と社会人としての知識も学ぶことができ、人としても大きくレベルアップができたと感じています。在学中に常々教えられたのは、指示される前に自ら行動すること、です。私自身も「言われる前に行動する」が目標となり、現在も「あれをして」と言われる前に自ら動き、他の人の手助けもできる人になれているのではないかと感じます。
就職研修のカリキュラムは、かなり厳しく指導されました。その中でも、同じ道を目指す友達の頑張る姿にも励まされながら乗り越えることができました。専門学校の良さは同じ目標を持つ仲間が常にいることです。今後の就職活動や社会人になったときのことを思い、先生も一生懸命に「こういうこともあるよ」と伝えてくださっていたのだと、今ではとても感謝しています。

進学や就活へのアドバイス

進学を考えている方には、「穴吹学園は規模も大きく、就職率も良いので安心して通えますよ」と伝えたいです。困難があっても決して先生は見捨てません。今、就活に臨んでいる在校生は、何でも先生に相談をしたらいいと思います。必ず手助けをしてもらえますので、アドバイスをきいて、落ち着いて学んでいけば必ず報われます。やりたいことや困ったことも…とにかく先生に相談するといいですよ!

学園生活で印象に残っていること

学園行事に取り組んだり、お昼休憩では駅が近いので、みんなでご飯を食べに行ったり、友達や先生の誕生日にお祝いをしたりとたくさんの思い出があります。卒業してもずっと繋がっていて、精神的な助けになっています。今でも月に1回は必ず会います。「今、仕事どんな感じ?」と近況を話し、「みんなで頑張ろう」と励まし合っています。必ずみんな「専門学生に戻りたいね」と言います。「高校生に戻りたい」じゃなくて、「専門学生に戻りたい」と。それくらい本当に楽しかったので、穴吹学園に進学して本当によかったと思います。

今後の目標

最近、外来から入院係に異動になりました。より詳しい知識が求められる部署なので、レベルアップできるように日々努力していこうと思っています。今は新しい配属の業務を覚えることに精一杯ですが、少しでも早く知識を身につけ、他職種の皆さんから頼りにされる人になれるよう努力します。