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Anacole Voiceアナカレボイス
“アナカレ”卒業生VOICE
医療
藤大 弓実花 さん
社会医療法人財団大樹会 総合病院回生病院
医療事務・ドクター秘書学科
坂出商業高校出身

穴吹医療大学校では、幅広い資格の取得、そして確かな技術が身につきました

現在のお仕事は?

回生病院は、地域医療支援病院として紹介を受けた患者様を中心に、地域との連携を図りながら診療を行っている病院です。診療科目も多く、幅広い疾患に対応し、外来と入院病床も200床以上をもつ急性期病院です。ここでの私の勤務も3年目になり、午前はフロントで保険証の確認や診療費の会計、午後からは外来受付を担当し、小児科で電話対応とワクチンの請求業務を行っています。

職業選択のポイントは?

私が医療事務を目指したきっかけは、少子高齢化が進む日本で絶対に病院はなくならないこと、そして医療事務職はこれからもずっと必要とされる仕事だと思い選びました。
医療事務は資格の種類がとても多いです。その資格をたくさん持っていたらどの現場にも対応できます。さらには就職先も、病院や歯科クリニック、調剤薬局、福祉施設、一般企業の事務など幅広く、長い人生を考えた時に、定職につきやすいというメリットに目を向け、医療事務を目指しました。

穴吹学園を選んだポイントは?

たくさん資格を取ることを目標に、穴吹医療大学校を選びました。穴吹医療大学校では、医科・歯科・調剤・介護・ドクターズクラークの5分野を全て取れるので、「もうここしかないな」と思いました。資格は仕事の選択肢を広げてくれます。私は2年間の在学中に、受けられる資格試験には全てチャレンジし、10種類ほど取得することができました。
入学前は試験に合格できるかとても不安でしたが、先生たちのサポートのおかげで、全ての資格に挑戦し、合格することができました。精神面も強くなったと感じます。
また、穴吹医療大学校ではボランティア活動を行っており、街頭で献血を呼びかけたり、献血について高校生や幼稚園、小学校の子どもたちを対象に説明するというボランティアなど幅広く活動しました。そのような経験を経て、地域貢献をするとともにメンタル面が強化されたと思います。さらに、これらの経験は就職活動の際にも活きており、面接でも緊張なく話すことができましたし、アピールポイントにもなりました。今でもボランティア活動は続けています。

仕事に役立っている学びはありますしたか?

診療報酬の資格は、レセプトの点検や会計の際に役立ちます。点検業務では、算定方法が載っている分厚い本で診療報酬を調べるのですが、その作業は学生時代にしてきたことなので、コツがすぐにわかり、同期の人より早く実践に結びついたと感じます。パソコンに関する資格も、資料作成に役立っています。

在学中の思い出

2年次に参加した就職研修は、社会に出るためのプレ準備として厳しく鍛えられました。面接練習やマナー講習、履歴書の書き方など細かく指導いただき、そこで培った力は今でも役立っています。
また、2年間で約10種類もの資格がとれたのは、学習のカリキュラムがきちんとしていたからだと思います。カリキュラムに沿って勉強をすれば、自然と資格が取れます。もちろん自分の努力も大切ですが…。3級に受かればさらに2級…とワンランク上の資格にもチャレンジができます。先生方に上の級を受けたい、と伝えるとそれに合わせた勉強方法やアドバイスをいただけます。
楽しかったのは体育の授業です。医療事務はほとんどが座学の授業でした。私は元々体を動かすことが好きだったので、クラスのみんなと一緒に運動できる体育はとても楽しい時間でした。そういったリフレッシュの時間があったことも、私にとっては学生生活を充実させられた一つの要因だと感じています。

後輩へのメッセージ

受けられる資格試験には全てチャレンジして欲しいです。チャレンジすることは、資格を取得できるだけでなく、取り組んだときの勉強方法や、友達と一緒に頑張った経験は、仕事をしていく中でも必ず役に立つと思います。何でもいいので絶対何かにチャレンジをして欲しいと思います。合格したらその学びは自分のものになり、手にした資格は就職に役立ちます。
私としては、診療報酬請求事務能力認定試験を受けるのに一番勉強をしました。私はやる気モードになるのがすごく遅いので、ストップウォッチを5分間だけ設定し、5分は絶対勉強する。5分経った後にやる気が出なかったら一旦やめる。5分頑張ったら10分できるようになって、どんどんその時間が延びていき、結果的にこの資格試験は3時間制ですが、4時間ぐらいはずっと続けて勉強ができるようになっていました。

今後の目標

現在も意識していることですが、患者様からの質問に対してもっと優しく、もっとわかりやすい説明ができるようになりたいです。
就職して3年目に入りましたが、まだまだ周りの方に助けてもらうことが多いので、わからないことはその日のうちに解決する、をモットーにして、今後も仕事に取り組んでいきたいと思っています。