穴吹医療大学校でかけがえのない思い出と確かな力が身につきました!
現在の業務は?
がん治療中の口腔ケア(周術期口腔機能管理、口腔支持療法)です。がん治療には手術・抗がん剤治療・放射線治療があり、それぞれ副作用が異なるため、治療に応じた副作用予防と口腔衛生指導を実施しています。また、入院患者さんの中で口腔ケアができない方に対しては病棟にて往診口腔ケアを行っています。
業務におけるやりがいは?
歯科衛生士は患者さんとの信頼関係あっての仕事です。私も、単に口腔ケアなど歯科衛生士としての業務をこなすだけではなく、患者さんそれぞれの背景も考えながらコミュニケーションをとるよう心がけています。その中で、患者さんと距離を縮められたと感じるとき、例えば口腔ケアを行うときに「あなたが掃除してくれるんだね。よかった。」と言っていただいたときはとてもやりがいを感じます。
仕事で悩んだ時期は?
ありました。結婚を機に実家をはなれ、職場も変わり、環境の変化が大きかった時は仕事に対するモチベーションが正直とても下がっていました。ただ、学生時代の同級生や穴吹医療大学校の先生に話を聞いてもらい、背中を押していただき今まで頑張れています。ちなみに、今でも同級生や先生とはよく連絡を取っています。一生の繋がりです!
穴吹を選んだ理由は?
歯科衛生士を目指すことは決まっていて、実家(愛媛県四国中央市)から近い香川県の2校(穴吹含む)で考えていました。当時、兄が穴吹リハビリテーションカレッジの3年生だったこともあり、まずは穴吹を知ろうと思いオープンキャンパスに行きました。そこで、校舎の雰囲気がとても明るく、スタッフの方の対応はもちろん、何より先生と在校生の関係性、距離感に魅力を感じ、即決でした。オープンキャンパスに参加して本当に良かったです!
入学前と入学後の変化は?
入学後も、学生と先生の関係性や距離感はオープンキャンパスで見た通りでした。良い意味で距離が近く、先生方はいつも学生に親身になってくださりました。
ただ、接遇・マナーについては厳しく教わりました。穴吹医療大学校は挨拶や気遣い、ビジネスマナーなどをすごく大切にする学校で、そこを疎かにしていると先生から指導を受けることがありました。技術や知識はもちろん、人として成長することができたと感じます。
そして、それは就職活動の際や日々の業務にも活きています。就職活動の際、所作やマナーを褒めていただけることが多く、穴吹医療大学校で学んだからこそ掴めた採用だと感じます。
また、先生は厳しさの中にも優しさがあり、実習や授業のレポートを提出しても必ずコメントをくれます。それもしっかり読んでいないとできないようなコメントです。当時は今と比べて学生もすごく多かったので全員のレポートを読むことも大変だったと思います。そういった先生の背中を見ていたからこそ頑張れたように思います。卒業した今でも先生は相談にのってくれますし、本当に先生が大好きです。
好きな授業は?
特に好きな授業は薬理学と栄養学でした。最初は薬の名前や成分、栄養素など難しそうだと感じていましたが、実際学んでみると、先生の教え方が分かりやすくて楽しかったです。仕事に直結する内容ばかりで、どの科目も大切ですね。
あとは、国家試験対策もしんどい時はありましたが、みんなで勉強しているとむしろ楽しかったです。得意分野を教え合ったりして…今思えば青春です!
学生時代、一番印象に残っている思い出は何ですか?
穴吹医療大学校のみんなと峰山公園でBBQをしたことです。学校で会うのとはまた違った環境で、あまり話したことのなかった人とも距離を縮められる機会でした。
また、海外研修でハワイに行きました。希望制で費用がかかるため始めは諦めようとしていましたが、両親が「せっかくだから行っておいで」と後押しをしてくれて参加することができました。もちろん学びのために行きましたが、海外という地と同級生もいたので最高の思い出になりました。学業や実習以外のイベントも多く、同級生との仲を深められる機会がたくさんありました。
歯科衛生士を目指す方へ
今後高齢化社会が進む中で、歯科衛生士の需要は高まっています。まずは自信を持って歯科衛生士を目指してほしいです。
そして、歯科衛生士の就職できる幅は広いです。私も穴吹に入学するまでは、歯科医院以外の就職先をあまり知りませんでした。ただ、入学して実習などの経験や先生に就職の相談をする中で、歯科医院やクリニックの他にも現在勤めている国立の病院や総合病院に就職できることを知りました。学校でいろんなことを知って将来の幅を広げてください。そして何より楽しく働いて欲しいです!
今後の目標
目立たなくていいので細々と続けていきたいです(笑)
ただ、歯科医院やクリニックと同様に病院の歯科衛生士は不足しています。いない病院もたくさんあります。そのため少しでも病院歯科が増えて発達するよう貢献していきたいと思います。