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Anacole Voiceアナカレボイス
“アナカレ”卒業生VOICE
ビューティ
石津 圭祐 さん
美容師
美容学科
香川県立三本松高等学校出身

東京の新規美容室の店長として奮闘しています

上京、そして新規店舗立ち上げへ

最先端の技術が集まるところで修行して、成長して、これまでお世話になった人に恩返ししたいという気持ちで東京で働くことを決めました。本当は25歳までにスタイリストになって香川に戻ろうと思っていたんですが、ちょうどそのタイミングで当時とてもお世話になっていた先輩の2人がこの『December』という店を作るということになりました。その立ち上げに私も関わりたいと思い東京に残ることを決め今に至ります。当初はオープニングスタッフとして、そして今は店長兼店舗ディレクターを勤めています。
ちなみに昨年は社会人になって10年目という節目もあったので、アナブキカレッジもつながりのある「ブリエ」という美容室に1席貸してもらって、3日間美容師をさせてもらいました。

成長を後押ししてくれる環境

先輩スタイリストから、お店を代表して雑誌の撮影を任せてもらうなど通常のスピードよりワンテンポ早く仕事を任せてもらえたというのは大きな成長に繋がったと思います。これはスキル的なものと精神的なもの、両方を感じましたね。正直目立ちたいタイプではないのですが、やっぱりやらないといけない、引っ張っていかないといけない、行動しないといけない、そうしないと後輩に示しがつかない、そんな環境が成長を促してくれたというのは大きかったです。ここで逃げたらだめだと思って頑張りました。そんな経験の中で、お客様にお店に来てもらうことの難しさ、同時にありがたさを感じるようになりました。沢山の美容師の中から選んでもらう立場が様々な事を教えてくれます。

アナブキとの出会い

もともと穴吹カレッジへの進学を考えていたのですが、どの分野を学ぼうかなと迷っていました。高校での進路ガイダンスにアナブキの広報の方が来てくれて「美容師は髪を切った人の気持ちをプラスにできる仕事」ということをおっしゃっていて、そこで興味を持ちました。オープンキャンパスに参加したときは雰囲気がとても良かったことを覚えています。以前の私はとても緊張しがちで人見知りでしたが、当時の1つ上の先輩方が優しく話しかけてくれて、良い雰囲気の学校だと思いました。また偶然にも穴吹の先生が同じ高校の部活の先輩だということを知り、ここだ!と感じたことも懐かしいです。

学校生活での思い出

まず東京での研修です。それまでまだ人生で一回しか来たことがなかった東京を身近に感じることができるようになりました。また実際の店舗でインターンシップを行えたことも貴重な経験でしたね。現在東京で働けているのはこのインターン研修のおかげだと考えています。学園全体でのイベントである文化祭や体育祭では、他のカレッジに入学した高校の同級生との交流もあり、勉強に対するモチベーションが上がりました。

この先のキャリアプラン

来年、『December』のフランチャイズとして群馬県に駐車場の広い路面店を出店する予定です。地元でも店を出したいので、ゆくゆくは渋谷、香川、群馬の3拠点で美容師をしていくというのが直近で考えている目標です。お客さんとして生涯にわたってファンになってもらうというテーマが自分にはあるのですが、どうしても歳を重ねたり、子どもが産まれたりとなった時に渋谷に来ていただくというのが難しい面も出てくると思います。そういった意味でも渋谷以外に店舗があるという状態を作りたいと考えています。
ただやはり美容師を志す方は都心で働きたいという声が多いと思うので、そこは課題だと感じています。だから群馬や別の場所でも楽しく美容師業に取り組んでいる姿を進んで見せて行きたいなと思います。

後輩達へのメッセージ

人に喜んでもらうことが好きな人は美容師には向いていると思います。器用、不器用というのは正直練習すれば問題では無くなります。それよりも人に喜んでもらうことが好きだということの方が仕事を面白く感じながら続けられるポイントだと思います。また美容師のメリットとしては仕事中に友達に会えることですね。しかも昔からの友人が私を訪ねてくれたり、旅行に来たついでに「カラーしてよ!」みたいな連絡があったりもします。そういうのは楽しいし、嬉しいですね。美容師をやっていて良かったなと思います。髪を切るという職業が人をつないでくれていると感じます。つながりを広げるために、SNSの勉強も欠かせませんよ!