緊張感のある現場では少しでも早く適切な対応が求められます
救命救急センターICUで勤務しています。救急外来担当の日には初療で救急車対応を行い、ドクターヘリ担当の日には、フライトナースとして働いています。
胸痛の患者さんをドクターヘリで搬送中、現場では会話できていた患者さんが心肺停止となり、除細動器を使用し、無事に基地病院まで搬送できたことがありました。
患者さんは病院到着後すぐに治療を行い、無事、歩いて退院できました。
現場対応中や搬送中には、予測していたこととはいえ、とても緊張しました。医師・看護師が少しでも早く患者さんに接触することの大切さを身をもって体験し、やりがいを感じた症例でした。
専門学校では、技術練習を何度もくり返し行ったことが力になっています。実習中は記録も重要ですが、それよりも患者さんに寄り添うことが最も重要だということを教育してくださり、今もその教えを忘れず業務にあたっています。
また、先生から「分からなかったらしっかり調べなさい」と言われたことも印象に残っています。
就職して、分からないことや戸惑うことがある度に、曖昧なままにせず、しっかり調べて一つひとつ根拠を考えて、それを自信につなげられるように学び続けています。