作業療法士のお仕事は自分も一緒に成長させてくれる
作業療法士を目指そうと思ったきっかけは…
今とは全く違う仕事をしていた時に、医療関係で働く友人に「困っている人の役に立てる仕事がしたい」ことを相談しました。その時、「作業療法士」について教えてもらったことがこの道に進むきっかけになりました。その後、自分でも作業療法士について調べていくうちに、作業療法士は「人」を精神面や生活面で支える職業であり、その関わりの中で「自分も一緒に成長させてくれる職業」ということを知り、社会人入学を決めました。
利用者さんの「笑顔」が原動力です
私は、現在就労支援事業所で作業療法士として勤務しています。作業療法士が行う就労支援は、心や行動の障害により一般企業で働くことが難しい人に対して、就労を経験する機会を提供しながら、必要な知識や技能を身に着けられるようにサポートしていきます。利用者さん一人ひとりの障害の種類や抱えている問題は異なっていますので、何度も話し合い、振り返りを行うことで、それまで出来なかったことが出来るようになり、社会に復帰をされていく利用者さんの「笑顔」が見られたときに、とてもやりがいを感じています。もっともっと経験と知識を積んで、利用者さんにとって最善の支援が提案できる作業療法士を目指して努力していきたいと思っています。
穴吹リハでの3年間は人生の宝物!
進学先を穴吹リハに決めたのは、3年間で資格が取得でき、4年制の学校よりも早く医療現場での実践経験が積めるところに魅力を感じたからです。当然、医療の勉強をしていきますので、一般大学に比べて授業や実習は少し大変でしたが、先生方はとても話しやすく、困ったときは全力でサポートしてくれました。また、クラスメイトも「作業療法士になる」という共通の目標(ゴール)をもっているので、みんなで協力し、お互いに高めあう環境が整っていました。卒業後12年目を迎えた今になっても、穴吹リハでの経験と出会いは大切な宝物です。