頼られる存在になるために
たくさん経験を積みます!


井上 聖唯 さん
香川県立坂出商業高等学校
看護師

高校生の時に一度入院したことがあり、その際、看護師の仕事や病院の雰囲気に触れたことで、看護師という職業が気になるようになりました。
当時、別の職業も考えていたのですが、高校時代に職業適性診断を受けてみたところ、「看護師の適性が高い」と言われ、本格的に看護師を目指すようになりました。
現在、回生病院の地域包括ケア病棟に所属しています。地域包括ケア病棟は入退院支援の病棟で、患者様の状況によっては看取りを担うこともあります。
入院することになった患者に病棟案内やこれからの生活を説明するのですが、何日も経った後に「あ、井上さんだ!」と名前を覚えてもらえて声をかけられたり、「今日の担当があなたでよかったわ」と言われたりした時に大変喜びを感じます。
また、担当した患者が回復され、患者本人やご家族が望む場所である、自宅や施設に退院されたときには、一つの仕事を「やり遂げた!」という充実感があります。

学生時代、当時はコロナウイルス感染症が蔓延しており、病院での実習が制限されていました。そんな状況の中でも、当院は実習生を受け入れてくれていました。その実習で、どんな業務があるのかがよく分かりましたし、病棟内の雰囲気や患者に寄り添う先輩看護師の働く姿に好印象をもち、就職先を決定するポイントになりました。

看護師の勤務体制はシフト制です。「この日はちょっと休みたい」といった予定がある場合、1ヶ月前に休みの希望を出します。
シフト制というと窮屈に思うかも知れませんが、休みの計画をしっかりと立てることができますし、『この日はこのように過ごすぞ』という希望や目的などがしっかり盛り込めるため、休日が充実します。休日のスケジュールに合わせた働き方ができるので、僕はとても良いと思っています。
オープンキャンパスに参加した際、先生から学校の良さやメリットを聞かせて頂きました。専門学校ですが4年間じっくり学ぶことができ、大学卒と同じ扱いの資格がとれるところが一番のポイントでした。
二番目は、オープンキャンパスの時の先輩たちの姿がとても楽しそうだったことです。学園生活に期待が持てました。三つ目は、駅から学校が近かったことです。高校時代も電車通学をしていましたので、駅のすぐ隣に学校があるというのは、ものすごく通いやすいだろうな、と思い穴吹医療大学校に決めました。
ゴールはもちろん看護師の国家資格取得でしたが、それ以外にも色々な経験や資格取得ができました。資格では、BLSという心肺蘇生法や手話検定も取得しました。
国試対策もとても熱心で、先生が自作で国試対策プリントを作ってくださったりして、それが親身で、とてもありがたかったです。クラスメイトと互いに問題を出し合って、答えるという時間もありました。先生と数人のグループになって「今、国試対策として何をしているか」や「どんな風に国家試験に臨むと良いか」などを話しました。先生は一人ひとりに向き合ってアドバイスをくださいました。先生との距離がとても近く、心強かったです。
国試と並行して、就職の対策もしていただけます。模擬面接があり、先生が何度も安心できるまで面接練習をしてくれました。一対一の模擬面接では、思いも寄らないことを聞かれ、焦る場面もありましたが、何度も繰り返し模擬面接をしてくださったので、本番に臨む前にこころの準備ができました。
穴吹学園には学生寮があって、僕は入っていなかったのですが、遠くは沖縄や関西方面、近くは愛媛など四国内から来た人もいて、寮を結構利用していましたね。いろいろな地域の話が聞けておもしろかったです。
思い出に残っている学校行事は、9校合同のスポーツ大会ですね。穴吹学園のほかの学校の人と一緒にスポーツができて、その時のことが記憶に残っています。
学校は高松駅に隣接していますので、駅や商店街などの発展した場所も多く、いろんな設備が学校の近くに整っていました。放課後は友人と遊びに行ったり、テスト前などは喫茶店で一緒に勉強をしたりと、楽しい学園生活を送ることができました。

この4月で3年目になりました。まだまだ看護師としては経験が浅いので、自信がなかったり、心配なことがでてきたりもしますが、先輩方に助けられています。ついつい頼ってしまうので、これからはどんどん知識・技術を積極的に身につけ、逆に頼られるくらいに成長したいです。まずは点滴を失敗しないように、経験を積んで頑張ります。

回生病院では、看護学科の他に
医療事務・ドクター秘書学科(新 医療ビジネス学科)
からも就職しています(^o^)
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