作業療法学科2年生は、「地域作業療法学」の授業の一環として、学校周辺のバリアフリー環境を調査するフィールド調査を行いました。
今回の調査では、実際に車いすや杖歩行を体験しながら地域を歩くことで、普段の生活では気づきにくい環境上の課題を探りました。
その結果、見た目には小さく感じる段差でも、車いすでは進みにくかったり、杖歩行ではつまずきやすかったりする場面が多くあることに、
学生たちは驚いていました。

体験だけで終わらせるのではなく、段差の高さや幅を実測し、数値として記録することも大切な学びです。
「なぜ危険なのか」「どの程度の高さが影響するのか」を客観的に捉えることで、支援や環境調整につなげる視点を養います。

また、交差点に設置されている歩道橋では、車いすでエレベーターを利用し、
・操作ボタンの位置
・押しやすさ
・乗り降りのしやすさ
といった点も一つひとつ確認しました。
今回のフィールド調査を通して学生たちは、
「地域には、使う人の立場によって見え方が大きく変わるバリアがある」
ということを、体験を通して実感しました。
作業療法士は、生活の場に目を向け、人と環境の関係を考える専門職です。
今回の学びが、将来、地域で暮らす一人ひとりを支える力へとつながっていくことを期待しています。