理学療法学科2年・片麻痺体験を通じて患者さんの気持ちを学ぶ
理学療法学科2年生の朝一番の授業は「中枢PTⅠ」でした。
今日は「片麻痺体験①」と題し、学生たちはグループに分かれて片麻痺患者さんの体験を行いました。
今回のグループでは、片麻痺の状態で「車椅子担走」(車椅子に乗り、自分ではなく他者に押してもらう移動)を体験しました。麻痺側の手を使用しないように工夫し、さらに実際の現場で使われる三角巾を用いて亜脱臼予防を模倣。これによって、より現実的な患者さんの視点を学ぶ取り組みです。
最初は楽しそうに取り組んでいた学生たちですが、楽しいのも束の間。
一見平坦に見える道路でも、実は小さな凹凸があり、さらにわずかな段差が大きな恐怖になることを実感しました。
このような体験を通じて、患者さんの気持ちに少しでも寄り添える理学療法士になってほしいと思います。