看護師から体験的に学ぶ「病院管理学」(医療事務・ドクター秘書学科2年生)授業レポート
この日は医療事務・ドクター秘書学科の2年生が、看護師の南原先生から授業を受ける日。
「病院管理学」という科目ですが、手指消毒と心肺蘇生の実技指導を控えています。
看護師の先生から実技指導を気軽に受けられることも総合的な医療系学校の良さですね。
学ぶ内容が同じであっても、専門家の言葉から学ぶことは多いものです。
みなさん、手指消毒はわかりますよね。
そう、あの新型コロナ感染症のときに世界中の人が経験したアルコール消毒です。シュッシュ!
と言いつつ、こちらはウェッティなジェルタイプの消毒液ですが…
知っている人も多いとは思いますが、この手指消毒には清潔を保つための手順があります。
まずは指先からすりすり
指と指の間や親指の付け根、手のひらのしわの間などしっかりと揉みこみます。
アンパンマンのマーチを口ずさみながら15秒ほどすりすり
この15秒が実はとっても大事!
そうだ うれしいんだ 生きるよろこび
すりすりすりすり と、15秒。手首まで擦り込んで清潔な手になりました。
医療の現場に立つ学生さんなので、手指消毒だけではなく、
エプロンや不織布の帽子をかぶり衛生的な作業の準備についても体験。
着ることよりも脱ぐことについて学んでいました。
衛生的な作業終了後に清潔に作業着を脱ぐことは確かに大事ですよね。
自分の身を守ることや周囲の環境を衛生的に保つためには知識と技術、両方必要です。
さて、続いては心肺蘇生
日赤のボランティア活動などにも参加してる学生もおり、知っている学生も多いのですが、
もしもの時に備えて繰り返し練習することで体で覚えていきます。
登場の時を待つ心肺蘇生練習人形
声をかけ、意識を確認し、助けを呼び、役割分担を行って、心肺蘇生が始まります。
1分間に100回、5㎝ほど、胸骨を押し込みます。
AEDも準備していますね。学生の多くはこれまでにもいろんな場面で心肺蘇生を経験していて
びっくりするほど、手際が良いです。やっぱり経験って重要ですね。って感じます。
ほんと、たのもしい!
入れ代わり立ち代わり、全員の学生が練習して授業は終わり。
先生が体験したこともシェアしていただき、もしもの時に備えています。
これだけ練習していても、実際に経験すると頭の中が真っ白になることもあるそうで、身体でおぼえていることはとっさにできたり。
繰り返し繰り返し練習が必要ですね。
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