理学療法学科1年・人間育成学

理学療法学科1年生の人間育成学では、年生と2年生が4～5人のグループを組んで合同で行います。
2年生が主役となり1年生に知識や技術を共有します。
1年生は遠慮せず、分からないところを2年生に聞いて学びます。
1年生はこの経験をまた来年、未来の1年生へつなげていくわけです。
教員はあくまでサポート。この関わりが学年の垣根を超えて理学療法学科の結束を強くしていきます。

「ラーニングピラミッド」はご存じでしょうか？
アメリカ国立訓練研究所が発表した学習定着率についての話題です。
これによると、他の人に教えることや自ら体験するなどの能動的な学習法が、
講義や読書などの受動的な学習法よりも高い定着率を示すとされています。
このような学習法を取り入れることで、楽しく学べて記憶にも残りやすく、もっと好奇心が沸いてくるような授業を目指しています。

年齢や性別に捉われないコミュニケーション、自分の考えを共有する経験、そして次世代の人を教育していく使命、
この「人間育成学」という授業を通して素敵な理学療法士に成長してほしいと願っています。