
八十川恭一
ショコラティエ実習

自分の経験と感動を後輩たちに伝えたい
ショコラティエになったのは、究極のガトーショコラを作って欲しいという依頼がきっかけでした。探求を続けた結果、自分でカカオ豆からチョコレートを作るようになり、唯一無二の商品を生み出すことができました。この経験と感動をパティシエをめざす学生たちにも伝えたいと思ったことから、当時の学校関係者の方とご縁をいただき、今に至ります。

風通しのいい環境でのびのびと学んで欲しい
学生たちにはいつも「失敗しても恐れずに挑戦し続けて欲しい」と伝えています。ものづくりに失敗はつきものですし、逆に失敗から生まれるものもたくさんあります。わからないことがあれば何でも答えますし、意見があれば耳を傾けます。講師として学生たちが挑戦しやすく、声を上げやすい環境作りに注力していきますので、足を止めずにがんばって欲しいです。

どんな道でも自分の気持ちを大切に
僕自身、自分が将来ショコラティエになるなんて、学生時代は想像もしていませんでした。チョコレートを作ることは奥が深く、難しい工程もありますが面白いし、達成感も大きかったんです。パティシエやブーランジェをめざしているみなさんも、もしかしたら将来全く違う道に進むことがあるかもしれません。しかし、どんな道であっても常に自分の気持ちと向き合い楽しいと思える仕事をして欲しいと思います。