
加地 邑衣
Java
中学校の技術の授業で自己紹介のWebページを作ったことが、私とITの世界の出会いでした。
単なる文字を入力していただけのはずが画面上に自分の想像が形となって現れる様子に、まるで魔法を見ているかのような感動を覚えました。その瞬間から、もっと多くのものを作り出せる力を身に付けたい、さらに深く学びたいという気持ちが芽生え、今に至ります。
エンジニアの仕事を辞めたタイミングで、学生時代にお世話になっていた先生からお声がけをいただいたことが講師を始めるきっかけとなりました。
それまで私はWebシステム系のベンチャー企業で2年間プログラマとして従事した後、4年間システムエンジニアとして、お客様の要件を伺いながらシステム設計や開発現場のマネジメントを行っていました。 これらの実務経験を通じて得た知識やスキルを、次世代の技術者たちに伝えることにやりがいを感じ、現在は専門学校の講師として新たなステージで挑戦しています。
学生たちが自分の力で何かを作り上げられる姿を見ることは、私にとって大きなやりがいです。
特に1年生の授業を担当することが多いので、プログラミング初心者だった学生が試行錯誤を重ね、最終的には卒業研究としてひとつの作品を形にする姿を目の当たりにすると、その成長を支援できたことに喜びを感じます。初めはコードを書くだけで精一杯だった学生が、自分のアイデアをもとに実用的なアプリを開発し、その成果を誇らしげに発表する瞬間は、私自身も胸が熱くなります。学生たちの成長過程をそばで見守り、共に喜びを共有できることが講師としての醍醐味だと思います。
ITエンジニアには論理的思考力や問題解決能力といった「自ら考え、形にする力」が必要だと考えています。そのため、学生たちには多くのプログラミング演習を通じて実践的なスキルを磨いてもらうよう心掛けています。学生の成長に合わせ簡単な課題から始め、段階的に複雑な課題に挑戦してもらい、学生が自ら答えを見つけるプロセスに楽しさを感じられるようサポートしています。
学生一人ひとりの個性や進捗に寄り添いながら、自信を持って自らの力で課題を解決できる力を育むことを大切にしています。わからないことをそのままにせず、自分で調べたり質問したりする行動を促すことで、主体性と成長を支援します。また、学生が質問しやすい環境を整えることや、適切なヒントを与えながら答えを導き出す喜びを経験させることを心掛けています。
私の教育ポリシーでもありますが「自ら考え、形にする力」、そして興味を持って学び続ける姿勢が、この道のプロとして働く上で大切だと考えています。
さまざまな課題や要望に適した解決策を考えるためには、次々と生まれる新しい技術を知り、使いこなせる力が欠かせません。また、「学ばなければならない」という義務感ではなく、「面白そう」「楽しそう」という興味を持って学び、自分のスキルとして活かすことが重要です。そのようにして得た知識や能力を活かして世の中に価値を提供することこそ、プロとしての責任であり、この分野の楽しさだと思います。
プログラミングに限らず「何かをつくり上げる」ことが大好きでした。
学生時代はお菓子やパンを作ったり、ハンドメイド作品を作るのが趣味で、中学時代から所属していた吹奏楽部では仲間と一緒に一つの音楽を作り上げる達成感を楽しんでいました。こうした「つくること」への情熱や、それを誰かに評価してもらえる喜びは、現在のプログラミングを通じたものづくりへとつながっています。この経験が、私自身の原動力となっています。
穴吹カレッジには、実際に業界で活躍した経験を持つ先生が多く在籍しており、教科書だけでは学べない現場のリアルな知識や技術を直接教えてもらえます。例えば、実務で使われるプログラミング言語の活用方法や、当時の経験談も興味深いです。
また、先生方は学生一人ひとりに寄り添って、授業中にわからないことや将来の進路相談にも親身に対応してくれるので、安心して学べます。 さらに最新の設備や機材が揃った教室で、好きなことをとことん追求できる環境が整っています。穴吹カレッジでは、自分の夢を形にする力をしっかりと身につけることができます!
皆さんにまず伝えたいのは、「プログラミングはとても楽しい」ということです。
自分のアイデアがコードという形で実現し、画面上で動き出す瞬間は、まるで魔法のような感動を味わえます。自分の作ったプログラムが誰かの役に立つ喜びは、この分野でしか味わえない特別な体験です。さらに、ITは今や世の中になくてはならない分野です。日常生活の中で使っているアプリやウェブサービス、さまざまなシステムは、すべてエンジニアが支えています。皆さんがこれから身につけるスキルや知識は、世界中の人々の生活をより便利で豊かにする力になります。「楽しそう!」という気持ちを原動力に、ぜひITの世界で活躍できるエンジニアを目指しましょう!