2026.08.07
全体
パティシエやブーランジェを目指す皆さんにとって、お菓子やパンの技術を磨くことは何より大切でワクワクすることですよね!でも、プロの世界で活躍するためには、単に美味しいものを作る技術だけでなく、「そのお菓子の価値をどう高め、どうやってお客様に届けるか」という視点も同じくらい重要。
地元の素材を活かして、新しいおいしさや感動を届けるにはどうしたらいい?
今回は、そんな一歩進んだ特別な授業をレポートします!
読みながら一緒に考えてみてくださいね💁♀️
穴吹ITビジネスカレッジでは、お互いの専門分野や既存の枠組みを超えて異なる学校の学生同士と社会が共創する「せとうち未来共創プロジェクト(せとみら)」に力を入れています。
今回の特別授業は、東かがわ市で伝統的な白下糖(しろしたとう)作りを受け継ぐ砂川 拓也さん(砂川農園代表)と、白下糖を活かしたアイデア商品を数々プロデュースする吉鷹 知美さん(manowa.代表)をお招きした、超・実践的な内容です。
お菓子を作るだけにとどまらず、地域の農業課題やビジネスモデル、先進的な商品開発の考え方までを総合的に学ぶ。この学びの幅広さこそが、パティシエ・ベーカリー学科の大きな特長です!
授業の前半は、砂川さんによる白下糖のレクチャー。
砂川さんは、さぬき市津田町で江戸時代から受け継がれてきた「山田製糖」の伝統製法を直々に引き継ぎました。
サトウキビを圧縮機で搾り、荒炊き・澄まし・煮詰めという工程を4時間半から5時間もかけて手作業で白下糖へと仕上げています。
| 白下糖(しろしたとう)とは? | 香川県や徳島県の一部で栽培されるサトウキビ(竹糖)の搾り汁を、大釜で煮詰めて作られる伝統的な含蜜糖のこと。 黒糖に見た目も味も似ているが、よりすっきりした上品のある甘味が特徴。 |
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教室でパキパキと割った出来立ての白下糖を試食してみると…… 黒糖みたいだけど、エグみが少なくてすっとしていて、すごく上品な甘さ!
エグみが少ない理由は、サトウキビを搾る段階で、1枚1枚手作業で葉っぱをすべて落としていること💡
エグみ成分が入らないように徹底している砂川さんのこだわりがあるからなのです。
白下糖は香川県の銘菓「瓦せんべい」の90%に使われているほか、いちご大福で有名な「夢菓房たから」や「巴堂」などの名店でも使用されているそうです👀
後半は、manowa.代表の吉鷹 知美さんによる商品開発の講義です。 吉鷹さんは、瀬戸内国際芸術祭の会場となった東かがわ市から「お土産を作ってほしい」と相談を受けた際のエピソードを話してくれました👀
─売り手の都合や思い込みではなく、「お客様がどんなシーンで、何を求めているか(顧客ニーズ)」から徹底して考える─
このハチミツレモンソーダは大ヒット🍋
さらに「固形の白下糖だと日常で使いづらいけれど、シロップなら使いやすい!」と意外なことに地元の皆さんにも大好評だったそうです。
授業では、吉鷹さんが現在ブラッシュアップ中という「白下糖のレモンシロップ」をみんなで試飲&商品開発のワークシートを記入!
「レモンの強い酸味が、白下糖のコクのある甘みでまろやかになって美味しい!」「大人向けにお酒と合わせるレシピも良さそう!」など、学生たち(と一緒に先生も!)から次々とアイデアが出てきます💥
砂川さんからいただいた、袋いっぱいの貴重な白下糖。
美味しいお菓子を作る技術の先にある、地域を元気にする力が詰まっています。
夏休みの自主課題として、何人かの学生がオリジナルレシピ考案に挑戦します。試食中に飛び交っていたアイデアたちは、この夏休みを経て、一体どんなスイーツやパンに生まれ変わるのでしょうか?👩🍳👨🍳