先日、高松市美術館で「石田尚志展」を鑑賞しました。
学芸員さんの説明もあり、石田尚志さんの作品の特徴である色彩や形の自由な表現をより詳しく堪能できました。
色彩や形が自由に変化する作品の数々は、立ち位置や距離によって表情が変わり、見るたびに新しい発見がありました。
特に印象に残ったのは、観る角度や距離によって表情が変わる作品です。
なかでもこちらの作品。
石田さんご自身が高松市美術館に作品を搬入・展示する際に、学芸員が床に置いていたアクリル板を通した光に惹かれて、急遽このような展示方法になったという巡回展にしてここだけの限定の展示方法だそうです。
このように同じ作品でも立ち位置によってまったく違う印象を受けるため、何度も立ち位置を変えながら鑑賞しました。
光や影の使い方、空間の配置など、作品ひとつひとつが観る者に新しい感覚をもたらし、アートの楽しさや自由さを改めて実感できる展示でした。
高松市美術館の広々とした空間も、石田尚志さんの世界観を引き立てており、訪れる価値のある展示だと感じました。
開催は明日まで。
ぜひ現地で実際に体験してもらいたいです。