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地域とデザイン(デザインの生まれるところ)⑤

2025.05.10

グラフィックデザイン学科

素描家,とは?

それはイラストレーターでもなく.画家でもなく.もちろん,受け手によって捉え方は自由なのだけど,自ら「素描家」という肩書きを背負って,主に瀬戸内の海や島の織りなす風景を描く shun shun さん.

今回,高松のギャラリー +106 で3年ぶりの展示会ということで,旧知の仲としてはぜひに初日の在廊中に行かねば,ということで,屋島のふもとにある古いアパートをリノベーションしたギャラリーに足を運びました.

静謐さと優しさに満ちた空間を生む「素描」たち
静謐さと優しさに満ちた空間を生む「素描」たち

こじんまりと居心地のいい空間に,shun shun さんの素描が並んでいます.一点物のオリジナルや,ポスター,ポストカードからレターセットまで.殆どのものが購入可能になっていて,滞在中も多くのお客さんが来場されて,ため息交じりにそのホッとする素描に見入っていました.

(本来は写真NGですが,ギャラリーと作家さんの許可を得て,デザインカレッジの学生やサイトをご覧になった方のために特別に撮影させてもらっています)

会場で流されている音楽も,高松在住のピアニストのもの.ジャケットを shun shun さんが手掛けられています.

フレームにもひとつひとつこだわりが.左奥の小さなフレームは,フランスのアンティークの小道具でこちらも一点物とのこと.ひとつひとつの作品に込められた想いが伝わります.

shun shun さんは,普段は広島在住.瀬戸内の風景が題材の多くを占めています.ただ一本のインクペン.一つの画材で,線だけですべてを描いていきます.それが「素描家」たる所以(ゆえん)なのですね.


今回,shun shun さんにお願いして,デザインカレッジの学生に向けて画集にサインとメッセージを頂きました.(教務室の本棚でぜひ実物を見てください!)

実は,shun shun さんは建築分野の出身なんです.趣味で描いていた線画のイラストがギャラリーの目に留まり,そこから素描家として歩むことに.国内だけでなく,台湾や海外での展示でファンも多いんです.好きなことを続けるって素敵ですよね.

瀬戸内の地域でも,こういった活躍をしているデザイナーやアーティストがたくさんいます.好きなことを磨いて,将来に繋げていく思いを貫く姿勢も参考になります.いつか学生にお話ししていただきたいな.

shun shun solo exhibition 「cosmos」
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会期 5.10satー5.25sun
作家在廊 5.10sat
11:00-18:00
close 19.20.21

会場
+106
香川県高松市屋島屋島西町
2453-20 RENOWAYASHIMA 106号室

shun shun solo exhibition 「cosmos」

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