瀬戸内デザイングランプリ表彰式
デザインに興味を持ってもらいながら、構成力や判断力も養うことを目的として、香川県の小学校・中学校・高等学校に在学する児童・生徒を対象としてスタートした「瀬戸内デザイングランプリ」も今年で開催4年目。
今年のテーマは【やさい】
普段から目にする、口にする身近なモチーフということもあり小中高校生までの生徒から325点の作品の力作、大作が集まりました。
今年のグランプリは壷井咲菜さん(穴吹学園高等学校2年生)に輝きました。
壷井さんの作品はトマトを真っ二つに切った大胆な構図。しかもよく目を凝らして見ると文字で着彩されており、なおかつ「リコピン」や「β-カロテン」などトマトの成分で書かれているという徹底したこだわりぶり!
本人は「トマトを調べるうちに切った描写の断面にトマトの中の成分を描いていくと良いのではないか?」と思って描いたそうです。
アイデアと一文字一文字地道に文字を書いた壷井さんの努力の勝利ですね。
【本人コメント】
制作には10日ほどかかりました。その中でも作品の方向性を変えたりと、高校の先生にアドバイスをもらったりしながら描き進めていきました。受賞については自分自身でも満足、納得のできる作品だったため今はただただ嬉しいです。受賞の報せを知った時は嬉しくて涙が出ました。母と一緒に泣きました(笑)将来について現時点では、県外のデザインや絵を学ぶことができる専門学校や大学を考えています。絵以外にもマンガを描くのも好きなので色々と考えています。