瀬戸内未来共創プロジェクト始動!
身近に起きている色んなこと。自分ではできないけど誰かの力を借りたら解決できるかもしれない。そんなチカラを普段の勉強と並行して身に着けられたら…。教員たちも、そういう学生たちを育てていきたい。学科の固定化された職業教育を越えた学びを地域の人と共に…。そんな思いで穴吹学園が新たに動き出しました。名前は「瀬戸内未来共創プロジェクト」。学校がある香川・徳島・福山・広島をベースに穴吹カレッジ学生のみならず、一般の方や地域と連携しながら課題を発見し解決していていくコミュニティ、放課後部活的な活動です。
発案からわずか3カ月。教員からの呼びかけに参加してみたいと手を挙げた学生たち、そしてこの活動に賛同してくれたサポーターたち。10月17日その人たちを会場とオンラインでつないでのキックオフイベントとして、米国マイクロソフト社の大西正之さんを高松校に招いて、学生向けとサポーター向けの講演が行われました。テーマは「ビジネス未来予想と今後求められる人物像について」
大西正之さんへのプレインタビュー動画「なぜYouはアメリカに?~今どんなお仕事を?」(講演前の9月下旬に収録)
大西さんはこのイベントのため、仕事場のロスアンゼルスから(なんと自費で!)四国まで駆けつけてくれました。大西さんはかつて日本の行政やIT企業での経験を積み約20年前に渡米、現在は世界のIT企業の一員として世界の名だたるブランドと関わっています。講演は学生たちにも分かりやすい説明で、そしてこれからの社会で求められる人材にはどうなるべきかを熱い口調で語ります。
これからの未来を生きていくのに必要なスキルは「専門技術+発想力+アウトプット能力+ITの利活用」。課題を見つけて解決するには、目的・戦略・戦術が何なのか認識すること。そしてビジネス面でのマインド・スキル・知識をいかに活用するか。このプロジェクトでは、その学び方とビジネスフレームワーク、そして市民開発の行動力を身に着けていく。大西さん自身もこの取り組みに深く関わっていきたいと。課題は普段の何気ない毎日では気づかないことがたくさんある。誰も問いに気づかず、それも答えがないと思われているなら、とにかくやってみて見えてくるものが答えかもしれない。
学生たちからも質問が。―海外や社会に出ていくときに役立つことはありますか?
―ITはあくまでツール。自分はそれを軸にして外とつながっていくことができた。これから社会に出ていく人たちは、自分の興味、得意なこと、好きなことというだけでなく、深みを持たせることが大事。
1時間で伝えるには時間が足りないくらい。オンラインでも会場の穴吹コンピュータ・ビジネスカレッジ以外の高松の校舎・徳島校・福山校・広島校の学生も、この講演で新しい取り組みへの高揚感となるべきこととなすべきことを感じ取ったようでした。
講演終了後、大西さんはステージを下りて学生のもとへ。コテコテの大阪弁で一気に距離を縮めグイグイ入っていく。気が付けば学生たちの中心に、まるで学校の授業の休み時間に友達同士で談笑するクラスメートのよう。
大西「どうやった?」
学生「今まで知らなかったこととか考えたこともなかったことも多かったけど、知識を増やさないかんと思った。。」
大西「そやな。でもな、そのままで終わらせたらあかんで。次につなげるんやで!」
穴吹学園瀬戸内未来共創プロジェクトはまだ始まったばかり。でも自分の周りでは、誰かの何とかしてほしい!がたくさんあります。気づくことは、誰かと解決できることです。実践的な学びをしているからこそ具体的な解決方法を出し合えます。さあ、やってみよう!詳細・参加登録は公式ページまで!