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映像のプロから学ぶ「特別授業」地域デザイン学科・ネット動画クリエイター学科

2026.10.05

全体

映画『hinata』プロデューサー&出演者が来校!


©2026 KOSEI STUDIO

映画を観る側から、つくる側へ

地域デザイン学科とネット動画クリエイター学科では、
映画『hinata』の製作総指揮を務めた映画監督・プロデューサーのかまだともゆき氏と、
同作に出演する俳優の吉平海遙氏をゲストに迎え、特別授業を実施しました。

授業の前日には、ネット動画クリエイター学科の学生さんたちが映画『hinata』を先行鑑賞。
作品を観た直後だからこそ生まれる疑問や発見をもとに、映画制作の考え方、撮影現場の裏側、プロとして仕事を続けていくための姿勢まで、普段の授業だけでは聞くことのできないリアルなお話を伺いました。

映像業界を目指す学生にとって、「プロの現場」が一気に身近になった特別な時間となりました。


「この映画を一言で表すなら?」から始まった特別授業

授業のスタートで、かまだ氏から学生たちに投げかけられたのは、
「映画『hinata』を一言で言うと、どんな作品だった?」
という問いでした。

映画『hinata』は、一人の人物をめぐり、さまざまな登場人物の弔事から、その人物像が少しずつ浮かび上がっていく作品です。

©2026 KOSEI STUDIO

同じ映画を観ても、感じ方や受け取り方は人によって違います。

学生からもさまざまな意見が出る中、かまだ氏が伝えたのは、単に物語の「正解」を探すのではなく、自分なりに作品を読み取り、その本質を言葉にすることの大切さでした。
動画や映画をつくる仕事では、「何を伝えたいのか」を自分自身が理解していなければ、見る人に伝わる映像にはなりません。
作品の核心を捉え、それを短い言葉で表現する。
一見シンプルに見えるこの力が、企画・撮影・編集・プロモーションなど、映像制作のあらゆる場面につながっていることを学びました。


脚本から始まらない!?プロの映画づくりに驚き

授業では、映画『hinata』がどのように生まれたのか、そのユニークな制作過程についても紹介されました。

一般的には、「脚本があって、そこから出演者を決める」というイメージが強い映画制作。
しかし本作では、出演するキャストを起点に作品をつくり上げていくという、通常とは異なるアプローチが採用されたといいます。

©2026 KOSEI STUDIO

メガホンを取ったのは、数多くの映画やドラマを手がけてきた堤幸彦監督。
完成した作品からは想像できないような発想や制作プロセスに、学生たちも興味津々でした。

また、映画の中に登場する細かな演出や編集についても、ネタバレにならない範囲で解説していただきました。
「どこまで見せるのか」「どこまで説明するのか」「見る人に何を想像してもらうのか」
わずかな映像の長さにも、つくり手の判断が詰まっています。

学生さんたちは、何気なく見ていたワンカットにも、監督やスタッフの意図があることを知り、「映像を見る目」そのものが変わる経験となりました。


映画制作は「全員でつくる」仕事

華やかなイメージのある映画の世界ですが、実際の撮影現場では、限られた時間や条件の中で作品を完成させなければなりません。
今回の授業では、映画『hinata』の現場が、非常にスピード感のある環境だったことも紹介されました。

出演者としてカメラの前に立つだけではなく、自分の出演シーンが終われば制作側をサポートするなど、キャストとスタッフが立場を越えて作品づくりに参加する場面もあったといいます。

映画は、監督だけがつくるものではありません。
プロデューサー、俳優、撮影、照明、録音、美術、制作、編集など、多くの人がそれぞれの専門性を持ち寄って初めて完成します。
これは、ネット動画クリエイター学科の実習でも大切にしている考え方です。
撮影現場では、自分の担当だけをこなせば終わりではありません。
「今、チームのために何ができるのか」を考え、自分から動く。
プロの映画制作現場のエピソードを通して、チームで映像をつくるために必要な姿勢を学ぶことができました。


「いい映像」をつくるだけではない。プロデューサーの仕事とは?

©2026 KOSEI STUDIO

印象的だったのが、撮影場所やスケジュールの決め方についてのお話です。
ロケ地を選ぶ際には、単純に「映像としてきれいな場所」を探すだけではありません。
撮影時期や交通状況、出演者やスタッフの移動、現場でのコンディションなど、さまざまな条件を考えながら判断していきます。

つまりプロデューサーの仕事は、
作品のクオリティを考えることと、現実的に撮影を成立させることの両方
映像制作にはクリエイティブな発想だけでなく、スケジュール管理、チームマネジメント、コミュニケーション、リスク管理など、幅広い能力が必要です。
ネット動画クリエイター学科でも、企画・撮影・編集だけではなく、ライブ配信やSNS運用、チーム制作などを通して、こうした「現場を動かす力」を身につけていきます。


香川・高松から、映像の世界へ

今回ゲストとして来校いただいた、かまだともゆき氏は香川県高松市出身。
映像の世界を目指すきっかけの一つとなったのが、地元で開催された「さぬき映画祭」のシナリオ講座だったといいます。
その後、映画制作の世界に入り、撮影所などで数多くの作品に携わりながら経験を積んできました。

学生にとって特に印象的だったのは、東京と香川、それぞれで映像をつくることの違いについてのお話です。
東京には、多くのクリエイターや制作会社、機材などが集まっています。
一方、香川には地域ならではの人との距離の近さがあり、そこから新しいプロジェクトにつながる可能性があります。

かまだ氏から語られた、
「香川はクリエイティビティを刺激する場所」
という言葉。

映像業界を目指すために、必ずしも最初から東京にいなければならないわけではありません。
自分たちが暮らす地域にも、映像にできる風景や人、物語がある。
香川県で学ぶ学生たちにとって、地元からクリエイターとしてのキャリアをスタートする可能性を感じられるメッセージとなりました。


俳優・吉平海遙氏が語る「芝居は筋トレ」

©2026 KOSEI STUDIO

俳優の吉平海遙氏からも、プロとして活動するための考え方を伺いました。
吉平氏が芝居について語った印象的な言葉が、
「芝居は筋トレのようなもの」
という表現です。

魅力的な作品や役との出会いが、いつ訪れるかは分かりません。
だからこそ、チャンスが訪れた瞬間に力を発揮できるよう、普段からトレーニングを続けておくことが重要だといいます。
これは俳優だけでなく、映像クリエイターにも共通します。
撮影、編集、企画、デザイン。
日々の授業や作品制作で繰り返している一つひとつの練習が、将来プロの現場に立ったときの力になります。

「好きだからやる」から、
「いつ仕事になってもいいように準備しておく」へ。
プロとしての意識を考えるきっかけになりました。


トップクリエイターの「決断の速さ」を知る

映画制作の現場で求められるのは、技術だけではありません。
今回のお話の中で何度も登場したキーワードが、「決断」という言葉でした。

堤幸彦監督の現場では、複数のカメラを同時に動かしながら、その場で次々と判断を重ねていくといいます。
撮影現場には、常に十分な時間があるわけではありません。
「どの画を使うのか」「もう一度撮るのか」「次へ進むのか」
限られた状況の中で、最適な答えを選択していく。
その圧倒的な判断スピードを聞き、学生たちはプロの世界で求められるレベルを肌で感じました。

ネット動画クリエイター学科の実習でも、イベント撮影やライブ配信など、その場で判断しなければならない現場があります。
教室で学んだ知識を、実際の現場でどう使うのか。
今回の特別授業は、普段の実習の意味を改めて考える時間にもなりました。


「自分だけのカード」を見つけよう

授業の最後に、かまだ氏から学生たちへメッセージが贈られました。

映像業界では、未来がすべて決まっているわけではありません。
だからこそ周囲に「正解」を求め続けるのではなく、
「自分にはどんな魅力があるのか」「自分は何が好きなのか」「自分だからできる表現は何なのか」
を探し続けることが大切だと語られました。

映像が好き。YouTubeが好き。映画が好き。SNSが好き。誰かを撮影するのが好き。物語を考えるのが好き。
その一つひとつが、将来クリエイターとして仕事をするための「カード」になるかもしれません。

 


プロの現場から学び、「好き」を仕事につなげる

ネット動画クリエイター学科では、動画編集のソフトを操作するだけではなく、企画・撮影・編集・ライブ配信・SNS発信など、映像を「つくって、届ける」までを実践的に学びます。
そして今回のように、実際に映像業界で活躍するクリエイターや出演者から直接話を聞く機会も、大切な学びの一つです。

教科書だけでは分からない現場のスピード。作品を生み出すための考え方。チームで仕事をする姿勢。そして、クリエイターとして生きていく覚悟。
プロとの出会いが、学生自身の「好き」を将来の仕事へとつなげるきっかけになります。

動画や映画が好き。いつか、自分も誰かの心を動かす映像をつくってみたい。
そんな皆さんへ。
まずはオープンキャンパスで、ネット動画クリエイター学科の学びを体験してみませんか?
あなたの中にある「クリエイターとしてのカード」を、一緒に見つけていきましょう。

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