社会人経験を経て入学し、得られたもの
エンジニア業務に限らない現在の職務
入社から1年間、ロードバランサーと呼ばれるWebアプリケーションの負荷分散(特定のサーバーにアクセスが集中しないようにバランスよく振り分けること)製品の担当エンジニアとして活躍していました。Webアプリケーションに使われている技術や実際に利用されている暗号化通信の技術を学びました。特にWebアプリケーションの仕組みについては、学校で習得したプログラミングの知識が役に立っていました。次にファイアウォールと呼ばれる企業のセキュリティの要となる製品を担当していました。5年間製品の担当兼、チームリーダーとして活動をしていました。
ネットワークエンジニアは皆さんが思うよりもお客様と対話をして案件を進めていきます。
エンジニアでありつつも営業のような形で、お客様にとって最適な提案を行いながら製品の導入を進める場合も多い職種でもあります。
現在はエンジニアの強みを活かしながら、より製品を販売するための活動に注力しており、テクニカルマーケティングと呼ばれる技術職のマーケティングを行っています。
求められるチャレンジ精神
弊社の強みは、海外で発表されたばかりの新しい製品や技術をいち早く日本のお客様に届けるといった点です。新しい技術は分からないことや知らないことが多いため、大変なことも多いですが、国内で誰も知らないような技術をいち早く知る楽しみもあります。
それを支えているのが、チャレンジ精神を尊重する文化です。失敗しても何度でもチャレンジできる環境があったので、1年目から様々な経験を得ることができました。
そうして挑戦し続けているうちに色々な知識や経験を得ることができ、今の自分があると思います。
現在のネットワークは、繋がることが当たり前であり、繋がった上でどのように安全に利用するか?が重要になっています。お客様が抱える課題に対して、どのような形で解決ができるのか?どう目的を達成するのかを考えお客様へ提案しています。
チャレンジすることで失敗することもありますが、チャレンジしないことで何かが変わることはないので、失敗を恐れずに挑戦し続けることができる人でありたいと思っています。
穴吹カレッジに入学を決めたきっかけ
私は一度社会人を経験してから入学しました。今後のキャリアを考える中でIT系の分野に進みたいと考え、その中で就職を前提として専門的知識を身につけられると思い、穴吹コンピュータカレッジに入りました。
カレッジでの多様な交流
自分は一度就職してから入学したこともあり、高校卒業後すぐに進学してきた学生と一緒に学んだり、その他様々なバックグラウンドの方との交流を楽しんだりすることができました。そういった意味で非常に良い経験になったと思っています。また片山先生という先生が担任としてサポートしてくださったのですが、技術を伝えてくれるだけではなくみんなで楽しく学べる環境を作ってくれました。そのおかげで、もっと知りたい、勉強したいと思うことができました。
論理的思考の基礎となったプログラミングスキル
3年間プログラミングを勉強し卒業制作を行いましたが、その過程で習得したプログラミングの技術が非常に役に立ちました。論理的思考はIT業界ではやはり重要です。特にネットワークの世界は多くのルールや複数の階層に分かれていて、そういった中を縦横無尽に駆け回る必要があります。さまざまな条件の中で進める上で、やはり論理的に思考できるという点は非常に重要なスキルになります。そのベースとなるプログラミングの基本を穴吹カレッジで学ぶことができたと思っています。
エバンジェリストとしての将来
新しい技術を分かりやすく伝え、お客様に必要性を理解してもらい、会社の利益をあげていくということをできるようになりたいと思っています。いわゆるエバンジェリスト(伝道師の意味。新しい技術を分かりやすく人々に説明する職業)としての役割をこなし、お客様のより良い環境づくりに貢献できるようになりたいですね。エバンジェリストは業界的に40代、50代の方が多いのですが、ベテランの先輩方に負けず頑張りたいです。技術的な信頼を寄せてもらえる存在になれたらと思います。
後輩たちへのメッセージ
IT業界は日進月歩であり常に変化しています。その中で進む分野は様々だと思いますが、どの分野においてもプログラミングの知識、ネットワークの知識、機器の脆弱性など、さまざまな知識が必要となってきます。つまり一つのことだけ知っていれば良いということではなく、ITに関わるもの全般に広くアンテナを張って情報収集を進めていかなければなりません。例えばニュースで取り上げられている話題などで自分が興味を持ったものを深掘りしてみると、より技術の面白さを知ることができると思いますよ!
情報は点在していますが、それがいずれ繋がり線になり、さらに拡がり面になり幅広い知識となっていきます。特に専門学校であれば先生、そして同じ興味や志を持つ仲間と話題にしたり、調べたりすることでより深く世界を知ることができます。その面白さが仕事に繋がっていくと良いですよね。ITの世界は常に変化しているので、新しくて面白い世界がみなさんを待っています!
~同級生であり、同僚である村尾さんと学生時代を振り返りながら~